【おすすめ教材】うたとピアノの絵本
今日はおすすめの教本についてです📖
うたとピアノの絵本(音楽之友社)
4,5歳でご入会される生徒さんには、今のところほぼこの教材を使用してレッスンしています。
概要
タイトルにあるように、中身は絵本のようになっていて、そのイラストに合わせた曲の楽譜が書かれています。①みぎて②ひだりて③りょうての全3巻で、全て呉暁さんによるオリジナル曲です(歌詞付)。音域は真ん中のドを中心に、ト音記号のドレミファソ、ヘ音記号のドシラソファとなっていています。
おすすめのポイント
絵本のようになっているので、親しみやすくイメージがわきやすい
全てのページにかわいいイラストがあり、全曲うたがついているので、イメージを膨らませやすいです。
生徒さん自身が歌いながら(もしくは私が隣で歌いながら)弾くことで、フレーズ感が身につきます。
またイラストに合わせて、例えば夜の曲だったら「どんな音がいいかな?みんな寝ているから静かな音がいいかな?」など、自らどの様に演奏したいかイメージを膨らませ、演奏するという習慣が生まれます。
例えピアノで上手く表現できなかったとしても、小さい頃から理想・イメージを描き演奏するという習慣をつけることは、今後ピアノを弾いていく上でとても大切だと思っています。
音符が大きく見やすい
特に小さい子にとって、音符の大きさはとても大切です!小さいと難しそうにみえるらしく、それで嫌になってしまうみたいです…
自分でどんどん進めることができる
音域が片手につき5音に限られていること、1曲が短くおおよそ4~8小節程度であることなどから、小さい子でも無理なく取り組むことができます。
また音域、リズムとも学習範囲が限られているので、生徒が自らどんどん進めることができ、1週間でたくさんの曲を弾いてきてくれる子もいます。
できた!⇨楽しい!⇨もっとやりたい!は最高なループですよね😁✨
連弾ができる
この曲集には別冊の連弾譜があります。小さい頃から連弾をする事は、音楽の豊かさを味わうこと、合わせる楽しさを知ること、音楽で対話する体験など、色々なメリットがあると思っています。
また私は発表会のレパートリーとしても、お世話になっています!
先生自らがオリジナルで連弾譜を作曲できればいいのですが、私のようにそれが難しい方にとっては、このように市販の連弾譜があるととてもありがたいのではと思います😂
使用において気を付けてる点
・イラストがとても可愛らしいこともあり、少し幼い印象があるので、大きくなって始める子(小学生の中学年とか)にとっては、やや抵抗があるかもしれません。
(表紙にも3~7歳と書いてありますし…)
・リズム・音符についての説明がテキスト上で一切ないので、そこは別に補う必要があります。(呉暁先生はソルフェージュ教育をとても大切されている先生なので、そこはピアノを弾くのとは別に、しっかり学習をさせている程で、教本も書かれていると思われます。)
私もレッスンではこの教本だけでなく、音符のよみ、リズムなどは別に平行して取り組ませています。
最後に
個人的には、ピアノを始める方にとっては、とってもおすすめの教本なので、気になる方は是非一度ご覧になってみて下さい😊