ピアノ講師Kaoriのブログ

大手音楽教室でピアノ講師として、約50名の生徒さんを指導しています。 ピアノのレッスンや指導に関すること、またピアノを習う・練習されている方に向けた内容を書いていきます♪

【レッスン】音の並びスラスラ言えますか?

みなさんおはようございます☀

今回は私が普段レッスンでやっていることを紹介したいと思います✨

おうち練習のヒントにも、少しばかりなるかなと思います(^^)

今日のテーマは【音の並びスラスラ言えますか?】です。

 音符がたくさん並んでいる楽譜をみると、それだけで嫌になってしまう人も多いのではないのでしょうか😓

でも楽譜をよくよくみてみると、ドレミファソラシドの様に、隣の音が連続しているだけということも多くあります。

指導者になり勉強していく中で、多くの先生方がこの音の並びに注目していることを知りました。

よくよく考えてみると、私も楽譜を読むとき、もちろん音符は確認しますが、音の並びを頼りに読むことで、効率良く楽譜を読んでいることが多くあります。

(当たり前にやっていたので、指導者にも関わらず、それにすら気がつけていなかったのです…💦)

それ以降、他の先生方のアイデアも参考にさせてもらいながら、自分のレッスンにも音の並びについて取り入れてみることにしました。

 

音が上がる(↗)下がる(↘)

音の並びとは?

ドレミファソラシド、ドシラソファミレドはスラスラ言える方が多いと思います!

しかし子どもの場合はとりあえず言えるけれど、ドレミファ…が上がる(↗)、ドシラソ…が下がる(↘)ということが、よくわかっていないことも多いです。

まずは音が上がる、下がるのがどういう事なのか?という確認から始めます。

私はスケッチブックに階段を書いて、ドシラソファミレドを書き込み、その文字を指差しながら言うワークを取り入れてます。視覚的に上がる下がるがわかるので、理解しやすいです!

 

どこの音からでも音の並びがわかる

ドの音からは、上がる下がるがスラスラ言えるようになりました🙌

しかし「ミから順番に言えますか?」と聞かれると、特にミファソラ…の上がりは言えても、ミレドシ…の下りは、少し迷ってしまうという方は多いのではと思います。

(私の経験上、幼児の場合はほぼ正解できません💦)

そこで私のレッスンではこんなものを使っています。

 

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生徒たちにはミニ階段と呼ばれています😁

(ホワイトボードを階段型に切って、画用紙でおはじきをつくり、後ろに磁石を張り付けることで、階段とおはじきがくっつくようになっています。材料は全て100均!)

3段の階段上に、私がある音を指定して音名おはじきを置き、他の2段を生徒においてもらうというものです。

 

⇩並べるとこんな感じ

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ゲーム感覚で取り組めるので、生徒にも大好評🙌✨

並べた音をピアノで弾いてみると、鍵盤・音程・音名がリンクして、更に理解度がアップします💡

 

応用編✊ひとつとばし

隣の音がスラスラ言えるようになったら、ひとつとばしの音の並びもスラスラ言えるようにチャレンジしてみましょう。

私はオリジナルプリントをつかったり、自作カルタをレッスンでは使用しています。

⇩こんな感じ

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音の並びが理解できたら、今度は音符とリンクさせる事が必要ですが、その辺りはまた今後機会があればお話できたらと思います。

 

ピアノのでは必ず必要になる、音列についての知識。できるだけ楽しく身に付けたいですね✨

また違うテーマでも書いてみたいなと思っています。

 

少しでも参考になれば嬉しいです😁